KEE’SスピーチKIDS:低年齢化する「自己肯定感が低い」子ども達

近年、日本の中高生の「自己肯定感の低さ」が話題になる事があります。日本の子ども達は、学力調査では世界トップクラスなのに、なぜか自分に自信がないというのです。

具体的に言えば、「自分は役に立つ」「自分が好き」と言う質問に、YESと答える子供が他国に比べて少ないのが現状です。スクールを運営していて、この傾向は年々低年齢化し、4歳や5歳でも自己肯定感が低いと思われる子どもが増えています。

自分の価値が分からなければ、もちろん相手を認めたり、ポジティブな関わりを求めることも少なくなってしまいます。また、自己肯定感とは人格を形成する過程で、他人と関わり評価を得ることで、高めていくものでもあります。

要するに、自己肯定感とは、コミュニケーションと切っても切り離せない関係にあるのです。日本の子ども達の自己肯定感が低い現実は、携帯電話のメール機能やソーシャルメディアの発達により、今後もっと深刻化していくのではないかと思っています。

エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈