表現力をつけるには?

今週のKIDSスピーチクラスは「表現力、感情表現」をトレーニングしました。

子ども達の中でも、生き生きと話せて、いつも周りにお友達がたくさんいるタイプの子や、会話を盛り上げるのが苦手で、なかなかお友達と会話できない大人しい子もいるでしょう。

子どもの場合は、元々の性格がコミュニケーションのしかたに反映される部分が大きく、改善していくには、テクニックを覚えて実践していく他ありません。

KIDSスクールの子ども達を見ていても、授業で覚えたテクニックを実際のお友達関係で実践していくうちに、自信が生まれ、性格的なものもどんどん変わっていく気がします

さて、表現力、感情表現に話をもどしましょう。今回の授業のポイントは、「言葉に感情を乗せて発音する」これだけです。

同じ言葉でも、意味が違ったり、使われるシチュエーションによってトーンが違ってくる言葉があります。

会話を盛り上げられる人は、その時々にあった言葉の表現を使い分けています。

例えば、「車(くるま)」という言葉を以下の3パーターンで言い分けてみましょう

ただし、「車(くるま)」以外の言葉を言ってはいけません。

あぶない!!!車にひかれるよ。という気持ちをこめて「くるま」

最新鋭のプロペラがついた車を見て、車かどうか分からない時「くるま」

小さい子どもに、あれは車だよと教える時「くるま」

お子さんに試しに言ってもらった時に、シチュエーションの違いが明確に出せていれば、表現力があり、会話も得意な方でしょう。違いが不明瞭であれば、もう少し抑揚や感情表現などの工夫をすることで会話がもっと得意になると思います。

KEE‘Sスピーチトレーナー 野村絵理奈