KEE’SスピーチKIDS:素直に謝る力を身につける(2)

「素直に謝る力を身につける」シリーズの第2回です。第1回はこちら

(3)『あやまる力』のあるたくましい子を育てる方法とは

特に子供は、大人に比べて弱い立場にあることが多いので、自分を守ろうとして、ダメな謝り方をしてしまいがちです。

『本当に悪いと思ってるの!?』と、さらに怒りをエスカレートさせてしまいます。

正しい謝り方を教えてもらえず、ただ怒りをぶつけられた経験ばかり多くなると、 次第に『叱られる』=怖いこと と強く脳にインプットされてしまいます。

そういう子供は大人になったときに、上司からの指示や注意を極端に怖がったり
素直に聞けなかったりします。

『最近の子供は、叱られ慣れていないから・・』なんて言う言葉で片付けられがちですが、『正しい謝り方を教えてもらっていない』という方が合っている気がします。

(4)子供に教えたい、正しいあやまり方

注意をきちんと受け止めたり、失敗をきっかけに成長できる。謝罪上手な人は、人望もあり、仕事のスキルも上がるので、 おのずと出世することが出来ます。

子供がミスをした時は、そんな『あやまる力』を育てるチャンス。
怒りの感情は少し抑えて、下記の3ステップで謝罪させるようにしましょう 。

(1)『ごめんなさい』という謝罪の言葉を言う

(2)どうしてそのミスが生じたか説明させる

(3)今後、どうすればよいか考えさせる

ポイントは、感情的にならずに、原因を特定させ、解決策を考えさせることです。特に、(3)の解決策を考えさせることはとても重要です。

社会で通用する『あやまる力』とは、 自分の問題を自ら解決する姿勢と行動力です。 そのような、たくましい大人になってもらうために幼い頃からしっかりと正しいあやまり方を教えていきたいものです。