うっかりミスをしてしまうこと、人間なら誰しもあることです。
大事なのは、そのミスに関し、きちんと謝罪し、フォローアップできるかどうか。 失敗を上手に『チャンス』に変えられる『あやまり力』をつけられるかどうかは、幼少期の親の指導がとても重要です。
(1)『あやまり力』がある人は、好かれる、出世する
日曜の夕方でおなじみのサザエさん。サザエさんの弟のカツオ君は、天性の世渡り上手です。
カツオ君は、しょっちゅう失敗したり、イタズラをしたりして、お父さんや先生に叱られますが、毎回上手に切り抜けます。そして、反省することもなくまた同じような失敗を繰り返しますが、それでも周囲から愛されるキャラクターであり続けます。
どうしてだと思いますか?
それは、カツオ君には特別な『あやまる力』があるからです。
どんなに、こっぴどく怒鳴られても、きちんと言葉にして
「すいません!もう二度としません」と、いさぎよく謝罪するのです。
そうやって頭を下げて謝られると、大人としてはそれ以上怒れなくなるものです。 カツオ君は、経験的に、それを知っていて、わざとオーバーに謝罪しているようにも思えます。
(2) ダメな謝り方とは?
反対に、相手の怒りをエスカレートさせてしまう謝り方をする人がいます。
例えば、こういうパターンです。
- ・「ごめんなさい」の一言が出ない
- ・言い訳から入ろうとする
- ・極度におびえたり、弱弱しい態度になる
- ・「なぜ、私が責められるんだ」とばかり、反抗的になる
- ・第三者のせいにする
- ・「ごめんなさい」ばかり連呼する
叱られたくない、責任を負いたくない、という気持ちから、ついダメな謝り方をしてしまう気持ちも分かります。
でも、ミスや失敗をした時に、一番大事なことは、 「今の事態をどうやって改善するか」ということです。 怒られる事実から逃げることではないということを意識しましょう。
次回に続きます。