上司から叱られて、突然のことに頭が真っ白になってしまうこと、ありませんか?
覚えのないことを責められたり、他人のミスを自分のせいにされたりなど、想定外のことにパニックになってしまって、きちんとした申し開きができず、悔しいと感じた経験がある方は多いと思います。反論しようとしても、相手の頭に血が上っていてこちらの言うことを聞いてくれなかったり、口をはさむ隙すらなかったり…。
そんなときに一体どうすれば良いでしょうか?
「相づち」から始めましょう。
おざなりな相づちではなく、しっかりと気持ちを乗せ、「はい、仰る通りです」など、声を出して聞くことが大切です。これは、何もかも相手の言うがままにするということとは違います。「こちらはあなたのおっしゃっていることをきちんと受け止めていますよ」ということをまずは態度で示すのです。
この相づちによって相手をクールダウンさせることができ、自分のパニックも落ち着かせることができます。混乱してしまい、何も言いたいことが言えずに終わってしまったり、反対に感情的に言い返してしまって後悔することを防ぐのです。相手も自分も冷静になった段階で、自分の言いたいことを整理して言うようにするのが良いと考えます。
KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈