心のテンションを上げることを意識しましょう。
アナウンサーの研修で、私は「カメラの前で何かを伝えるときは、いつもの3倍のテンションで」と教えられました。
<テンション1倍>が、独り言を言うときのテンションとすると、
<テンション2倍>は1対1で話すときのテンション。
<テンション3倍>はグループに向かって話すときのテンション。
会議などの<パブリックテンション>ともいえます。
私は、カメラのランプがつくと、心の中で、このテンション3倍のスイッチを《ON》にしています。
たわいもない話なのに、なぜかこの人が話すと面白い。
そんな話し上手な人を見ていると、2人で話すときにも3~4人を相手にしているかのようなテンションで話しています。
正直に言えば、<ソのトーン>で話すことも、<テンション3倍>も疲れます。
でも人とコミュニケーションをとるということは本来、疲れることなのです。
疲れることを避けていたら、相手にいい印象を与えることはできません。
省エネで与えられる印象は、所詮、ボソボソ、モゴモゴの省エネな印象に過ぎないのです。
「この商品、本当にいい商品なんですよ!!」
「ぜひ、この企画をやらせてください!!」
これを<テンション1倍>で言っても、単なる“独り言”。
相手の心にしっかり伝えたい、わかってほしいと思うのなら、<テンション3倍>で!
実は、話し方もスポーツと同じく三位一体。テンションと声のトーンはリンクしています。
楽しいときは声のトーンが上がりますし、逆の時は声のトーンが下がります。
特に、初対面の人に会う、大事なプレゼンがある、などというとき、人は緊張しているもの。
そういうときはテンションも低くなり、声のトーンもつられて低くなりがちです。
そんな時は、まず<ソのトーン>で第一声。そこからテンションを上げるようにするとスムーズです。
これは、アナウンサーなど話し方のプロが行っているテクニックです。
緊張しているからといって、心の赴くままに話してしまったとしたら必ず失敗します。
緊張していても、それに負けないで話す、声と心のコントロールが重要なのです。
さらに、極度に緊張する場面なら、話す前にできるだけ〈楽しいこと〉を思い出すこともオススメします。
自分のテンションが高くなりそうなことを思い浮かべてください。
週末は何をしようかな? 仕事終わりのビールは美味しいだろうな?
最も良いのは、話している、その瞬間を楽しみながらテンションを上げることですが、
無理そうなら、関係のないことでもOK。心のテンションをグンと上げると、
話し方には人をひきつけるエネルギーが宿るのです。
「伝えたい!」なら、<テンション3倍>で!
弊社では、マンツーマンレッスン・グループレッスン・1DAY講座等
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KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈