ダイエットよりも〈健康的な体〉
毎年、世界各国を代表する美女が集まり、〈世界一の美女〉を決めるミス・ユニバース。
私たちはその日本代表のスピーチパフォーマンスのトレーナーを務めています。
美を競う彼女たちがその〈外見力〉のためにまず最初にすることは、なんだと思いますか?
なんと、〈太ること〉なんです。
〈世界基準の美〉とは、女性らしいグラマラスなボディ。
モデル業界なども同様、世界中の美意識がそこへ向かっている中、
日本だけがまだまだ「スリムが一番」という古い概念に取り付かれたまま。はっきりいって、遅れています。
「30キロ台じゃなきゃ恥ずかしい」なんて、もってのほか。
そんな体型で「細いね」なんてチヤホヤされるのは学生の間だけ。社会人になったら、
とてもじゃないけれど、体力的にやっていけません。やっていけない人は無用な人なんです。
日本女性の15~30代の40人に1人が拒食症で通院してるという統計も発表になりました。
通院している人でそれだけの数字になるのですから、隠れ拒食症はもっともっといると考えられます。
親から「全然太ってないわよ」「もっと食べなさい」と言われている人は要注意。その言葉を信じて、しっかり食事をとりましょう。
少なくとも、面接官はあなたのお父さんお母さんと同じ目線でいるんですから。
身長が160センチなら、体重は47キロくらいが理想。
WHOが発表した肥満判定基準である〈BMI指数〉よりも若干、軽いくらいを目指しましょう。
現在、〈BMI指数〉よりも体重が上という人は要ダイエット。
太っていることは「自己管理ができていないこと」と見なされます。
その際も「食べない」などの過激なダイエットではなく、食生活を見直し、適度な運動をする〈健康的なダイエット〉を心がけて。