女性に備わった母性は交渉の「武器」になる
私のところにご相談に来られる女性の生徒さんには、誰もが羨むようなキャリアの持ち主が少なくありません。
それこそ、男性顔負けの知能とセンスを備え、バリバリと出世街道を歩んでおられるキャリアウーマンの皆様
そんな皆様から『もっと女性らしい話し方がしたい』というご要望をいただきます。
たしかに・・・男性方が、スピーチの受け狙いで
よく「うちの財布の紐は妻が握っているから」とか「○○さんは奥さんの尻に敷かれている」などとおっしゃいます。
「恐妻家」などという言葉もありますよね。
夫婦間で男性が女性に負けていることが多いのは、
女性が物事に対して「絶対にこうでなければならない」と考え、その意見を曲げないため、
結局男性が折れてしまうからです。そこで夫婦の力関係が決定づけられてしまうのです。
こういった女性特有の考え方は、確かに、話し方に現れます。
ビジネスで男性に混じってバリバリ働き結果を残している女性は、
心のどこかに「男性には負けたくない」という意識が働いているはずです。
それが、過度の対抗心として表面化してしまうのです。
若手男性社員から「怖い先輩」と恐れられているなら、要注意。あなたは女性として忘れているものがあります。
それは、女性が本来持ち合わせている「思いやれる心」です。
女性はもともと母親になるDNAを持って生まれてきています。
夫や子供を思いやる能力、すなわち「母性」を潜在的に秘めているのです。
ところが、ビジネスの現場でもまれているうちに母性をどこかに置き忘れてしまっているのではないでしょうか。
男性は論理的思考が得意なので、その能力を生かして結果を出していきます。
そういった男性に囲まれていると、女性はついつい心に焦りが芽生え、
一般的にはあまり得意ではないロジカル思考に大きく振れてしまう場合もあります。
しかし、女性的な感情にもやはり支配されたまま。そこで意見の対立が生まれると、
「衝突した」「自分を否定された」という発想に行き着いてしまいます。
女性は基本的に攻撃されると弱いので、身を守るために自分自身が逆に攻撃的になっていこうとします。
その結果、どんどんたたみ掛けていって相手を追いつめてしまうのです。身に覚えはありませんか?
そんなときは、あらためて自分が女性であることを思い出しましょう。
一旦深呼吸をしてすっと気持ちを楽にし、
「相手はどう思っているのかな」と思いやりのスイッチを入れてみるのです。
私たちが営業をするときに、人事担当者の方によくお聞きするのは、
「なにかお困りのことはありませんか」というひと言です。
どんな優良企業であっても、多かれ少なかれ何かの問題点を抱えているものです。
その悩みに対して私たちに何かできることはないだろうか。そういったアプローチの仕方を心がけています。
すると「うちの女性社員は派手なマニキュアをして営業に行ってしまう」などといった、
本来私たちの研修プログラムにはないような問題も出てきます。
しかし、私たちはそこで「できない」とは言わず、何とかその問題を解決できるような方法を考えます。
続けて「他には?」と尋ね、人事担当者の方が抱えている悩みをすべて吐きだしてもらうのです。
これは、「何とか私たちがその方の悩みを解決できないか、喜んでもらうにはどうしたらいいか」
という女性的な発想を素直に表現したものです。
論理的に押しまくったり、要望を「無理」と突っぱねたりするのではなく、
親身になってその方と一緒に考えようというスタンスを取るのです。
すると、相手も心を許してくれ、最初は難しいかなと思った条件にも譲歩してくれる余地が生まれます。
ここからが、お互いにハッピーになれる交渉の始まりです。
せっかく女性特有の「母性」という特徴を持っているのですから、
無理に男性の真似をしてロジカルにはまり、割り切って考える必要はありません。
母性を武器にして、相手に対して親身になり思いやる心を働かせてみませんか。
ひとたび「スイッチ」が入ってしまえば、そこからが女性の出番なのです。
私たちの話し方教室では、場面場面での対応などもお伝えしております。
KEE’S代表 野村絵理奈
女性限定気配り美女講座など
弊社では、マンツーマンレッスン・グループレッスン・1DAY講座等
様々なレッスンを展開しております
詳しくは、下記にご連絡ください♪
https://www.kees-net.com/contact/
1日でKEE’Sの6時間メゾットを習得されたい方は
■8月30日(日)1日集中スピーチマスターに
ご参加下さい♪
https://www.kees-net.com/personal/#master
お申込みお待ちしております。