KEE'S 人気アナウンサーの6時間で変わる話し方教室・話し方講座（東京駅・恵比寿駅 徒歩1分）女性が50％譲れば、お互いにハッピーな結果になる
あなたは、ごく身近な男性と衝突してしまったことはありませんか。
その相手とは、付き合っている男性かもしれないし、旦那さんかもしれません。
あなたのことをよく知っているはずの男性と、ほんの「些細なこと」から意見が対立し、
「もうこの人とはやっていけない」と深刻に悩んでしまったことが一度ぐらいはあるのではないでしょうか。
しばらくすると、いつの間にか二人の冷戦状態は終わっていて、今は元通りの仲良しになっていることでしょう。
それはとても結構なことなのですが、ところで、どうしてそんなことになってしまったのか、
その原因と結果をきちんと分析してみたことはありますか。実はここに、女性特有の問題点が潜んでいるのです。
例えば夏休みにどこかへ遊びに行こうと計画し、
男性は「ぼくは海外旅行にいきたいなぁ。ベトナムとか」と主張したのに対し、
女性は「私は国内でゆっくり温泉を満喫したい」と言ったとしましょう。
ここで両者の意見が分かれ、対立が始まります。
対立した意見をまとめるために必要な作業が「交渉」です。
これはプライベートでもビジネスでも同じ。彼が優しい人だったら、「いいよ、君に任せる」ということになり、
決着するかもしれません。これはこれで「交渉の成立」です。
しかし、お互いに自分の主張を譲らなかったとしたら、対立は継続します。
対立とは、お互いに100％ずつ自分の意見を通そうとすることなのです。
こうなったら最終的に、どちらかが折れるしか解決方法はありません。
そこで、過去の自分の経験を思い出してみてください。
折れたのはあなた？ それとも彼？ 大抵の場合、結局は男性が折れて女性の意見が100％通っているはずです。
あなたは気づいていないかもしれませんが、実は女性とはこういった対立の現場で
100％自分の主張を通そうとする生き物なのです。
半分譲るといった感覚を基本的に持ち合わせていないため、衝突からの決裂、
すなわち広い意味での「破局」が訪れるしかなくなるのです。
こうした交渉の破断をなくするにはどうすればいいか。ひとつ方法があります。
それは、女性も50％譲歩し、半分ずつお互いの妥協点を見つけることです。
一番簡単で明快な方法は、互いの優先したいことをそれぞれ紙に書き出すこと。
夏休みの計画だったら、「短時間で行けるところにしたい」「温泉に入りたい」
「美味しいものを食べたい」「どこそこの観光をしたい」など、
男性側、女性側、それぞれ自分の希望をリストアップし、優先順位を付けていくのです。
それができたら、お互いにリストを見せ合います。ここからが「本当の意味」での交渉のスタートです。
特に優先順位の高い上位3つを中心にすり合わせます。
例えば「美味しいものが食べたい」という希望が男性の2位、
女性の3位に入っていたなら、これは二人の共通の希望として確定します。
男性の1位が「海外に行きたい」という希望のとき、国内がいいと主張していた女性も50％譲る気持ちを持っていれば、
「ベトナムは遠いけれど、香港ぐらいだったら行ってもいいかな」と思うかもしれません。
これはこれで、新たな折衝点が生まれたことになります。
リストの項目に極端な方向性の違いがなければ、
「あなたの1位と4位と6位を叶えてあげるから、私の2位と3位と5位を叶えて」
といった展開も期待できます。
男性も、「ぼくの1位を叶えてくれるんだったら、ちょっと譲って相手の2位と3位を叶えてあげようかな」という気持ちになるでしょう。だって、「黙っていたらこちらが折れるしかないからなぁ」となるはずだった状況が、
一転、第一希望は叶えてもらえるわけですから。
こうして、最初はお互いに絶対嫌だと言っていた双方の主張が、
互いに譲歩することによってふたりともハッピーになれるポイントで折り合うことができるのです。
大切なのは、女性側が何としても自分の意見を100％通そうと意地を張らず、
50％ずつお互いに意見を通せる位置から交渉をスタートさせることです。男性に100％譲らせることではありません。
女性は多かれ少なかれ感情的で、男性と意見が対立すると、
「私を否定するの？」と考え、最終的に「男が悪い」という結論に到達してしまいがちです。
これまで何度か繰り広げた「些細」な対立は、よくよく考えて見れば、自分が原因となっていたことはありませんか。
女性が50％譲って相手にも50％の余地を与えれば、お互いに半分ずつの希望は叶えられ、着地点が見つかるのです。
男性は決して女性をバカにしているわけでも、ナメてかかっているわけでもありません。
多くは女性のほうが攻撃的に出てしまうから、本来の交渉が決裂してしまうのです。
その点では、女性のほうが考え方を改めるべきです。まず相手を受け入れ、
それを踏まえた上で自分の思いや意見を伝え、互いに理解を深めること。
これが、二人ともハッピーになれる交渉の基本なのです。
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私自身例にとってみても、過去に、何人もの生徒さんを結婚に導いてきた経験があります。（もちろん話し方だけではありませんが）
何かのきっかけで変わろうとしたり、自信がついて変われてしまったりするものです。
自分の殻を破ろうとする勇気を、いつも生徒さんから教えていただいているような気さえします。
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