表情の化粧で、脱・腹話術師のような話し方
突然ですが、アナタの話し方は、腹話術師のようになっていませんか??
顔の表情を作る筋肉は全部で30以上。その中で、日本人が使っている筋肉は1割程度と言われています。そのため、話しているとき、感情が伝わりにくく、表情筋をよく使う欧米人から見ると《腹話術師》のようにも見えるそう。特に動かないのが、眉の上の筋肉と目の周りの筋肉!
欧米人は、喜んだり驚いたりするとき、眉毛が上がったり下がったり、眉の上の筋肉が柔軟に動きますよね。目の周囲の筋肉も、すぼめたり大きく見開いたりして感情を豊かに表現するのに欠かせない筋肉。
さらに、口の周りの筋肉も日本人は退化しがちです。日本語は、唇や舌を使って発音する音が少ないので、口を開けず舌先だけで発音できてしまいます。
その話し方を続けていると、若くても口の筋肉が落ち、ブルドッグのように、口角が下がってきますよ。ほうれい線を作り老けてみえる原因になるだけでなく、口をさらに開きにくくし、発音がクリアでなくなります。表情だけでなく、話し方の若さまで奪ってしまうのです。
話し方3つの化粧は《表情の化粧》から。眉、目、口の周りの筋肉が良く動くかどうか、毎朝、鏡の前でチェックしましょう。
KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈