おくやみなど難しい場面ほど、言葉を掛けるのを避けないで
誰かが、心から落ち込んだり深い悲しみにある時、
言葉をかけるのはとても難しいことですよね。
大事な人を失ったという究極の悲しみから、仕事の失敗や失恋の悲しみまで、
誰かが落ち込んでいる難しい場面こそ、逃げずに、心に寄り添うような話し方をしましょう。
とは言っても、どんな言葉を掛けてよいか分からない、
そっとしておいてほしいかも・・と思われるかもしれません。
そのように感じる場合は、自分の立場から言葉を掛けようとしている時です。
まずは、相手の状況と気持ちを、《自分》に同化させてみましょう。
親を亡くした、恋人に振られたそんな相手の立場を自分に置き換え、
まずは、その時、どんな気持ちになるかイメージしてみるのです。
『自分を一番大事に思ってくれた親と離れるのはよりどころを失うようだ』そう感じ取れば、
それを言葉にすれば良いのではないでしょうか?人は悲しい時、自分の気持ちを共感してもらう事で落ち着きます。
一番癒されないのは、客観的な慰めの言葉。為になるアドバイスや勇気が沸く慰めの言葉・・
そんな難しい話し方は実は必要ないのです。相手の気持ちをオウム返しにしてあげる話し方が、最も心に寄り添う話し方です。それから、様子を見ながら、落ち込んでいる人の話をひたすら聞くことも重要です。
難しい場面ほど、逃げないで誰かを癒すような話し方・聴き方のできる人になりたいですね。
私自身も、時々、大切な人を亡くしたばかりの方にどんな声をかけたらよいか迷うことがあります。
でも、そんなときほど、コミュニケーションの原点にもどるのが良いと思っています。
自然体で『相手と接する』
特別な言葉や、接し方は必要ないのではないでしょうか?
何かをしようと気負ったりせず、自然と出る言葉や振る舞いにその人らしい心遣いは現れるはずです
私たちの話し方教室では、場面場面での対応なども例にとり、お伝えしてしております。
KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈
話し方教室のマンツーマンレッスン詳細HPはこちら
https://www.kees-net.com/course/