KEE'S 人気アナウンサーの6時間で変わる話し方教室・話し方講座（東京駅・恵比寿駅 徒歩1分）■結論は念入りに準備して
ロジカルスピーチを展開するうえで大切なことは、一番言いたいこと（＝結論）を最初にどうやってきちんと伝え、その主張を論理的に補足していくかということです。
このときの結論は、スピーチ全体の中で一本の太い幹となります。
そこから展開する話題も、きちんと根元の部分はきちんと幹につながっていなければなりません。
もし幹自体が揺らいだら、スピーチ全体が歪んだ内容になってしまいます。
そのためにも、しっかりとした結論を準備しておくことが大切です。
たとえどんな難しい質問でも、まずは結論を伝える。
それさえきちんとできれば、あとはその結論を順番に補足することによって基本的なロジカルスピーチの形は完成します。
そのために、ここで紹介したフレームによる発想がとても大切なのです。この考え方さえ覚えておけば、どんな問題にでもきちんと対応できるようになります。
・スピーチの柱となる結論を最初に明確にする
本来、女性は基本的に文系的思考をする人たちです。
ところがこの図はかなり理系的発想に片寄ったものです。
この図にいざ書き込もうとしても、なかなか最初は埋められないことが多いでしょう。
しかし練習を重ね、時間をかけてでも図の発想に慣れることが必要です。
この理系的な考え方をひとたび身につけると、日常的なあらゆる考え方が図の中に自然に収められるようになります。
すると、プライベートの会話でもシートに沿って上から話すようになり、逆にそれができないと収まりが悪い気持ちになってきます。
これによって、いままでダラダラと話していた会話が、スッパリと無駄を省いた簡潔な会話に変化します。
こういう私自身も、以前は文系的な話し方をしていて、どうして自分の言いたいことがきちんと伝わらないのだろうかと不思議に思っていました。いま考えると、やはり整理することなく何となく話していたからでしょう。
こうしたロジカルスピーチができるようになったのは、アナウンサーとして編集の現場に立ち会っていたことが大きかったと思います。
実は、テレビの映像作りにはこのフレーム思考が基本となっています。たとえば東京の気温が37度になったという報道であれば、まず「今日の東京は暑く、37度を超えた」ということを伝える映像とナレーションで始まります。
それを象徴するように、暑そうに歩いているビジネスマンの姿、水遊びをする子供たち、などというように映像がつなげられるはずです。こうしたテレビの構成の仕方は、ロジカルスピーチのお手本です。
・最初にインパクトを与えて興味を引き、細部へ情報を掘り下げる
一番伝えたいことやインパクトのあることをまず最初に持ってきて、全体像を見せつつ興味を引き、原因や根拠などの説明をして丁寧に主旨を掘り下げられていくのです。私の知っている編集マンは、こうした個々の情報を付箋にひとつずつまとめ、ペタペタと並べ替えながら、どのような順で編集すればもっとも効果的に情報を伝えることができるか、構成に心血を注いでいました。
私はその傍らでコメントを乗せる作業を担当していたため、この現場をいつも目にしていて、物事は重要な点から細かい点に向かって説明していくことの重要性を覚えたのです。
このころはまだ感覚的に知っただけであり、この「魔法のシート」の構想はありませんでした。現在のように人を指導するようになって改めて整理し、体系化したのがこのフレームなのです。
少々余談になってしまいましたが、このフレームを作ったことにより、人に一定レベルの指導をすることが可能になり、また個々で練習もできるようになったわけです。
女性同士の会話なら、時間と空間を共有し、互いに共感し合いながら話して伝わるでしょうし、だからこそそのやり取りを楽しんでいるわけです。ところがビジネスの現場ではそうはいきません。
「女子会話」に慣れていると、会議のときにも言葉が出てこず、何から話していいのかわからない。だから黙っていよう、ということになりがちです。
しかしこのやり方を覚えてしまえば、常に頭の中が整理され、結論が見えている状態になります。またその結論を下支えする理由もきちんと揃っているのです。
そうなれば、もう自信がなくて押し黙っている必要はなくなります。これだけで見違えるほど積極的でしかも論理的な女性に生まれ変わることができます。
詳しくは、下記にご連絡ください♪
https://www.kees-net.com/contact/
ＫＥＥ’Ｓ代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ＊＊＊＊＊＊
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ＊＊＊＊＊＊
