【目を開くと、テンションが上がって、声が活き活きとしてくる】という法則があります。
目を開けるだけで?と思うかもしれませんが、試しに、朝出社して、「おはようございます」と言うとき、いつもより大きく目を開けて言ってみて下さい。
自然と、目をあまり開けない時より、テンションが高くなる気がしませんか?
これは、目を見開いた状態=嬉しいとき、楽しいときの表情を作ることによって、知らない間に心と声まで、楽しいときの状態に引き上げられるのです。
ようするに、《朝眠い(テンションが低い)→表情が硬い→声のトーンが下がる》と言う
心・体・声の悪循環を逆手にとって、
《目を開ける(表情を作る)→テンションが上がる→声のトーンが上がる》という好循環を作っているのです。
心が緊張するのは、生理現象で仕方がない。それならば、リラックスしている姿勢や表情を先に作ってしまおうというのです。
声が体に引きずられ大きくいきいきと発声できるようになると気持ちも楽しくなってくるはずです。朝、眠くてテンションが上がらないとき、初対面の打ち合わせで、気持ちが硬くなっているとき、ケンカしてイライラしているとき。
思い切って、目を大きめに開け、良い姿勢で明るい声を出してみましょう。
また、会議やプレゼンなど多くの人の前で話すときには、緊張対策としても有効です。
「今日のプレゼン緊張して、失敗しそう!」と思ったら、まず目を開けてテンションをあげましょう。
心の中では緊張していても、話し始めが、明るく元気よく出来れば、話していくうちに気持ちは落ち着いてくるはずです。
また、目を開くことには、表情を活き活きさせるという効果もあります。
これは、私が通っているネイルサロンの店員さんの話です。彼女は全国のネイルサロン店員を対象とした接客コンテストで見事に優勝しました。優勝したポイントは? と聞くと、
「目の表情。特に眉の上を動かすようにしているんです」という答えが返ってきました。
これは、とても理にかなった方法です。
会話をしながら、お客さんの会話に「へー」「そうなんですか~」と相づちをうちながら、意識して眉を動かすと、目の表情が特にいきいきとなり、嬉しいときにはもっと嬉しそうに、悲しいときにはもっと悲しそうに、感情移入して話を聴いているように見える効果が生まれるのです。
彼女は仕事の中から話し方のテクニックを自然と学び取っていたようですね。
逆に心から楽しんだり笑ったりしていない人は、口元は笑っていても目や眉はほとんど動きません。よく「目が笑っていない」という表現がありますが、それはこういった理由なのです。
人間は、《白くてキラキラしたもの》を整理的に好む習性があると言われています。
清潔なもの、新鮮なもの、みずみずしいもの・・
生命を維持するために、本能的に好むのかもしれません。
人の体で《白くてキラキラしたもの》とは、白目と歯です。
つまり、笑顔ですね。目を大きく開けると、白目が光を受けてキラキラします。
また、上の歯一列が良くみえるように、口を開けて笑顔を作ると、白い歯が輝きます。
グラビアアイドルの写真を撮っているカメラマンは撮影中、ひっきりなしに「もっと目を開いて」と声をかけています。
目は開けていると自分では思っていても、意外と開いていないもの。半開きに近いこともあります。
プライベートの写真を見て、「どうしていつも私はこんなに無愛想なの?」と思うことはありませんか。目を開くときは、気持ちを高ぶらせて、《思い切り開く》ぐらいがちょうどいい!
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KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈