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話し方教室 KEE’S  話し方教室はあやしい?実際の受講者の声とは?

話し方教室があやしいと言われる理由

話し方教室をインターネットで検索してみると、「話し方教室 あやしい」や「話し方教室 効果ない」というワードをよく目にします。

話し方教室を経営する者としては、悲しいことなのですが、みなさんもどこかで「話し方教室って、本当に効果があるの?」と疑って検索している部分もあるのではないでしょうか。

確かに、話し方教室は、意識の高い人が通う場所というイメージさえ出来つつありますが、私が話し方教室を立ち上げた18年前は、「話し方を教える会社を経営しています」というと、随分あやしまれたものです・・。

話し方研修の営業に行っても、「話し方が上手になっても売り上げ上がるわけじゃないでしょ?」とか、「話し方が下手な人の方が、人間的に信用できますよね」と普通に言われるわけです。

今思えば、外国から入ってきた営業の@@術とか、マーケティング@@手法とか、組織作りの@@法とか、そういう手法にばかり飛びつく時代で、本当の意味での「人の力」みたいなものを引き出そうという時代ではなかったですね。ヒューマンスキルは技術の二の次のような考え方が、主流だったんです。

それから、ビジネスも工業型から情報型、知識型に移り変わる時代になり、本来持っている「人の力」も重要なんじゃないか?いやむしろ、「人の力」こそが、企業の価値を決めるんじゃないかという論調が強まってきました。

国のリスキリング政策や教育改革を見ればわかるように、これからもっと「人の力」こそが最も価値のある資産になる時代がやってきます。人と人とのコミュニケーションをうまくとる力も、「人の力」の代表的なものです。

コラムのタイトルに戻ると、この「人の力」のあいまいさ、見えにくさこそが、あやしいと思われる原因なのではないでしょうか。科学的にも分かっていない、実証されていない部分が多いのが「人の力」であるから、資格試験やスコアなどで表されない分、受講効果があるのか無いのかわかりにくいというのも確かでしょう。

話し方教室で話し方を習っても、習う前より「何点レベルアップしました」というのは分からないけど、英会話なら「テストで何点アップしました」というのが証明できる。その違いです。

私たちも企業研修の営業先でよく言われました「効果が実証できないものはちょっと・・・」と。

教育効果が定量化できないものは、担当者としては切り捨てた方が無難だからです。

もちろん、そこであっさりと諦めてきたわけではありません。

話し方教室の効果は動画で分かる

どうすれば、明確に話し方教室の効果を実証できるか?を一生懸命考えました。研修の習得度を計るテストの実施や、コミュニケーション力を計る診断テスト、性格属性を計る心理テストを用いたコミュニケーションタイプの診断、AIを使ったコミュニケーション力の考査などなど、今でもなお、どうすれば人のコミュニケーション力を定量化できるのか?は私の永遠の課題でもあります。

ただ、どんな時でも、人を納得させられるのは、ずばり、研修の前と後で撮影したスピーチ動画を見比べてもらう時でした。

最初は、目線も弱弱しく、姿勢も猫背、声もボソボソと自信がなさそうだった生徒さんが、話し方教室の研修後は、笑顔で口をしっかりあけ、高いトーンで自信をもってスピーチされている映像を見て、「話し方を習うと、こんなに印象が変わるんですね!」と誰しも納得されます。

スピーチ動画が最も、効果を明確に伝えてくれるのです。

数値化、定量化できない「人の力」ですが、逆に言えば、それほど繊細で、高度な力であるからこそ、簡単には正体がつかめないものなのかもしれません。

企業研修の人事担当者の方々が求められるように、「話し方が上達して売上が何%アップしたか?」「離職率が何%低下したか?」「エンゲージメント指数が何%向上したか?」などといった数値化はこれからの課題ではありますが、ビジネスに「人の力」が大きく関与、貢献していることは明らかで、「人の力」を活かせる企業だけが、生き残っていく時代になります。

目に見えないものは怪しい。幽霊や宇宙人の存在は怪しいと言いますよね?

それと同じく、効果が数値化しにくい=見えにくいものを怪しいと思う風潮はあるのではないか?というのが私の結論です。

さらには、数値化できないものを全て切り捨ててきたのは、過去の風潮、これからの時代、自分の能力を100%発揮できる人材になるためには、目に見えないものを信じ、高めていく事も重要だと思います。

私は、最近、瞑想に凝っています。朝、真っ暗な中、ヨガマットの上でぼーっとしていると、家族からよく「怪しい」と言われます。

あのスティーブ・ジョブズも、日々、脳内を満たしている思考をクリアにし、インスピレーションを下すために瞑想を欠かさなかったと言われます。

瞑想を生活に取り入れるようになってから、小さな、どうでもよい思考で常に満たされ余裕のなかった自分が、それらを上から見下ろすような大きな視点が生まれ、その結果、人や物に振り回されるような感情も少なくなった気がします。(私個人の感想です)

瞑想もまた、効果が見えにくいものではありますが、人が本来持っている力を引き出す手段の一つなのではないでしょうか?

そういえば、話し方教室を「怪しい」と言わせないために、私がこだわった点があります

それは、話し方の技術を「体系立て、誰でも、短時間で効果が出る」ものにすることでした。

話し方の技術は、アナウンサーが自分自身の経験を通して体得してきた、非常に目に見えにくいものであります。このコースを何年間勉強すれば習得できるというシステム化されたものではありませんでした。しかも、企業研修や話し方上達のために話し方教室に通ってくださる生徒さんに、自分たちのように何年も何十年もかけさせるわけにはいきません。

そこで、私は自分の経験や技術を分析し言語化した上で、話し方をはじめて習う方が、最短で習得でき、しかも目に見えて変化が感じられるカリキュラムを作りました。

最初は数人の生徒さんたちと始め、共に学び成長しながら育てたメソッドは、KEE’S VLPメソッド「6時間で話し方が変わるベーシックコース」として、18年で8万人以上の方にご受講いただいてきました。

話し方は確かに数値化しにくいものかもしれませんが、ある意味、この数字が、話し方メソッドの効果を証明してくれているものと信じています。

KEE’S代表 野村絵理奈

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