◆抑揚のある話し方をしてみよう
聞き手をワクワクさせるような話し方には、抑揚&緩急・間というテクニックを使えば良いでしょう。
不動産屋さんに行って家を選ぶとき、駅から徒歩@分という表示がありますよね?
その時、不動産屋さんの売り文句として『この物件は徒歩15分なんですが、アップダウンがなくフラットな道ですので楽ですよ』 と言われたりします。
平坦な道だから楽というのは、実は反対。アップダウンがなくフラットな道のりほど退屈で長く感じるものはありません。
話し方も同じ。抑揚も緩急も間もない、つまり上り下りも、スピードの変化も、立ち止まることもない話し方ほど、退屈で長く感じるものはないのです。
抑揚・緩急
話を一本調子にせず、ジェットコースターのように変化する、抑揚や緩急をつけた話し方にしましょう。
長くなっても聞き手を飽きさせず、映画を見てワクワクしているときのように変化のある話し方が出来ます。
抑揚とは、テクニック的に言うと、音の高低のことです。一本調子でつまらない話し方の人は、話しているときの音に高低差がなく、聞いているうちに眠くなってしまいます。
ちょうど、平坦な道を延々と歩き続けているように、変化がなく単調なのです。確かに、無難といえば無難です。
片や、人をワクワクさせる話し方とは、高低差があり、長く聞いていても次の展開が楽しみになるので飽きません。
アップダウンのある道を歩いているように、変化があるのです。
歌も音域が広い=上手とおなじく、話し方の音域をひろげば、表現の幅が広がります。
また、緩急=話のスピードも変化させましょう。ここは大事という場面では、スピードをおとしてゆっくりゆっくりと、お笑いのつっこみのように速い方が効果的な場面では、テンポよく。
抑揚や緩急を使って、話の流れが一定にならないよう、変化に富んだ話し方をこころがけましょう。
間
上手い人、『それでさあ、誰だったとおもう・・・・・実は・・』聞き手の顔色や反応を待ちながら上手く間をとって話す。
説明になってしまう人『それでさあ、振り向いたら@@だったんだよ』反応を試す間など、黙る場面なく話し続けている。
間とは、聞き手の反応を確かめたり、待ったりする《空白》
空白がない話し方とは、一方通行の話し方とも言い換えることができる。
間をとっている間に聞き手がすること
- 考える・・・話に参加する
- それまでの話を整理する・・話の理解をふかめる
- 関心をあおられる・・・さらに話にのめりこむ聞き手にとって、話を楽しむ上でなくてはならない《小休止》。小休止を境に、話を整理したり、さらに話にひきつけられたりする
今日は、 抑揚や緩急、間をとって、聞き手をワクワクさせる話し方をしてみよう
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