就職試験でディベートやディスカッションをさせる企業が増えてきています。この場合、どんな人が高評価をもらえると思いますか?「自分の意見を堂々と主張できる人」でしょうか? 実はそうとは限りません。
高評価に結びつく行動は「発言していない人に発言の機会を与える」「意見の違う相手の主張をじっくり聞く」「自分とは合わない意見も一部受け入れる柔軟性がある」など。逆に、自分の意見だけを主張したり、相手を批判するのは評価としては低い場合が多いのです。
テレビに登場するコメンテーターや評論家は批判することが仕事です。番組も批判がヒートアップするような演出をしますが、それを見ているうちに、批判することが自己主張することだと勘違いしてしまっている人がいます。それは大きな間違いです。
異なった立場にいる相手の状況や考え方を理解し、自分の意見とすり合わせることができる。正しい自己主張は「双方向のコミュニケーション」の中にあります。客観的な視点で自分と人とのバランスが取れる人こそ、企業が求め、高い評価を得られる人なのです。
双方向コミュニケーションにするためには、自分の意見の前に、相手の話に耳を傾けること。まず真っ白な心で相手の話に耳を傾けてください。
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