話し方は、ビジネスはもちろん、プライベートを充実させるためにもとても重要な要素です。 外見がどんなに自分好みでも、高学歴で高収入でも、話してみたときに会話が成立しなかったり、話がまったく合わないようだと、恋愛はそれ以上発展しません。
では、恋愛で、相手と関係性を築いていける会話術とは、どんなものでしょうか?
人それぞれ好みもあるので、一概に「こんな話し方がベスト」と断言はできないでしょうが、男女問わず、相手に求める要素で「優しさ」は欠かせないものだと思います。
今回はその「優しさ」を感じさせる話し方について考えてみましょう。
まず、「声のトーン」と「声のボリューム」を座標軸にした声のイメージ図では、「優しい」にあたるイメージは、「声の高さが高め」で、ボリュームは小さ目の「女性らしい、優しい」声、男性の場合は、「声のトーンは中くらいより少し低め」で、「ボリュームが小さ目」の「落ち着きがある」声などが、近いでしょう。
その場合、口の形は、かならず口角を上げた、「明るい表情の発音(笑声)」をこころがけ、間をとって、ゆっくりしたスピードで話すようにしてください。
次に、話の中身ですが、「優しい」と思われるには、何より共感が大切です。
相手に興味を持ち、ポジティブな気持ちで受け止め、共感を伝える会話をベースにするようにしましょう。
これは簡単そうに見えて、意外とできている人が少ないものです。
人の話をうまく受け取ることができなければ、会話は盛り上がりません。
こう書くと、「人の話を聞かず、自分の話だけをまくしたてる」人のことかと思われがちですが、実際は「シャイな性格で、共感がうまくできない」「人つきあいが苦手で、相手に興味を持っていることを示せない」ケースがほとんどだと思います。本人に悪気はないし、実際の性格も悪くはないのに、相手には「会話しても楽しくない相手」と思われてしまい、大変にもったいないです。
たくさんの人から慕われ、人望も厚い人を見ると、皆さん共通してこの共感力がとても高いのに気づかされます。 会話もマナーの一環です。もし、ご自身で、会話力を磨いてこなかったと反省される方は、当校6時間ベーシックSPEECHコースへぜひお越しくださいね。
KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈