コンテクスト(文脈)の話をする上で、日本はトップクラスのハイコンテクスト文化であるということをお聞きになったことのある方も多いと思います。
具体的には、「あうんの呼吸」という言葉に代表されるように、論理的に一から十まで伝えなくともお互いの意図を察する傾向にあり、また、そうすることが美徳であるとされています。
でも、昨今では、企業のグローバル化に伴い、外国人とのコミュニケーションが増え、報告やプレゼンなど仕事の進め方も欧米化してきました。「言葉にせずとも、言いたいことを察してもらえるだろう」という考え方はもやはや通用しません。
同じ日本人、同じ社内の人間関係で考えても、管理職と新入社員の間には大きな差があります。育った年代やカルチャーが違えば、大きなコンテクストギャップがある可能性もあります。
世代や立場の違う相手に対して、
「あの新人は、なんで俺の指示がわからないんだ!」
「あの上司は 、 なんて融通が利かないんだ!」
と怒り出す前に、まず、あなた自身、相手の目線に立って、伝わる話の構成を意識できているか確認するのをお勧めします。
KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈
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