■別れ際を工夫してみる
出会った瞬間の会話が始まる前の空気感が大事といいましたが、分かれるときのラストインプレッションは、
次に会うまでの最新の印象として心に残ります。リゾートホテルの例を思い出してください。
一流のホテルでは、チェックアウトの朝、
口々に『ホテルを楽しんでいただけましたか?』『また来年の夏もお待ちしておりますね』と声を掛けてくれ、
お客様がタクシーで姿が見えなくなるまで、スタッフがそろって手を振り見送ってくれます。
また、我が家に戻っても、数日後に『滞在はいかがでしたでしょうか?』というようなハガキが届いたりすると、
宿泊客にとっては、『いつも暖かく迎えてくれる場所』 という印象が強く残ります。
会話でも、『いつも暖かく迎えてくれる場所』という印象を勝ち取ることが出来れば、
ビジネスでも、プライベートでも、おのずと人が集まる《選ばれる》人になれるはず。
ラストインプレッションを良くするポイントは
・名残惜しさを演出する
『気がついたら、もうこんな時間でしたね・・話が盛り上がってしまって』や『名残惜しいですが、また近々お会いできますよね』などストレートな言葉でも良いでしょう。最後に、《楽しかったので、まだ話していたい》という感想をつけましょう
・最後のもう一話題
ビジネスなどでは、エレベーターを待っている時間、また上着を着て、玄関まで向かう時間など会話がとぎれがち。
そういう時に、最後のひとネタを。
例えば、敢えて『そういえば、御社は来月新商品を発表されるそうですね・・』など、まだ続きそうな話題を振る。
エレベーターが来るまでに終わってしまって、シーンとなるような話題は逆に《時間つぶし》のように捉えられてしまうので、
今思い出した!というようなさりげない話題の振り方で。
そうすれば、『もっと話したいことがあったのに・・・また次会った時に』という次への話題の貯金も出来るし、
話題が途切れない自然な別れ際が演出できる。
- お見送りのラストインプレッション
相手が見えなくなるまで微笑みを絶やさない。姿勢よく立って見送る。そもそも、本来は、玄関まで出てお見送りがマナー。ビジネス上ではそれを省くという前提で、小走りに先を急いで道案内するくらいの心配りを。自分が去る場合は、相手がもう見ていないだろうなと思う場所で、もう一度振り返って。そこで目が合えばラッキー。
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