■肩の力を抜いてお客様と接してみる
話し方教室 KEE’Sでのお悩みで多いご質問でもあります。
初対面の会話がうまくいくかどうかは、リラックスムードがいかにつくり出せるかに掛かっている。
有名ホテル、レストラン、お客様にくつろいでいただける空間作りを大切に。
なぜリラックスさせるのか?
リラックス、くつろぐ、十分にその時間を楽しむ、満喫できる=また来たいと思わせる。
会話においても同じ。くつろぐ=楽しい、また会いたいと思わせる。
会話が途切れないように内容を練る、気分を良くしてもらうために褒める・・というテクニックよりも先に『空間作り』に力を入れる。飾りたてるという意味ではなく、お客様がくつろげるように、自分が先にくつろぐ。
一流のホテルマン、ウェイターは、テンションを目一杯あげてせっせとお客様にサービスするというよりは、
自からゆったりとリラックスしている雰囲気を醸し出す=お客様が肩に力を入れない演出。
緊張している場面では、明るい雰囲気を出そうと頑張るあまり、肩に力が知らず知らずのうちに入っている。
そういう緊張、力が入った空気感のようなものは、相手に伝わり、相手も緊張し、お互い打ち解けるまでに時間がかかる。
お客様を迎えるときは、まず、深く息を吸って、はきながら肩の力を抜いて。
また、緊張するとβ波というネガティブな脳波が出る。その脳波も相手に伝わり、
『顔は笑顔なんだけど、なんだか緊張する相手だなあ』という印象に。
反対に、リラックスしているとき、嬉しいときはα波が出る。
リラックス空間を作るとは、自分の思考をコントロールして、α波が出るような気持ちで相手を迎えること。
今日は『どんな人と出会えるのだろうか?』『@@の話題を是非くわしく聞いてみたいな』など、
緊張を相手への興味関心に変えて、楽しんで迎える気持ちを
そうやって初対面の冒頭から、相手の懐に飛び込んでしまうクセをつけると、
打ち解ける時間が最短で済み、その分、充実した会話に時間を割くことが出来る
訪問先の会社をほめてみる訪問先では、相手がお客様になる場合が多い。
特に初回の訪問では、相手に心地よく迎えてもらうために、手土産ならぬ自分なりの『感想』を持って行きたいもの。
感想とは、その会社について調べたことや、訪問してみて気がついたこと、もちろんポジティブな『感想』 のこと。
何もないのは、手ぶら同然のマナー違反と心得よう。
最も良いのは、相手の会社について感心したこと、共感したことなど《褒めポイント》。
普段、褒めなれていないので何を褒めてよいのか分からないという人は、いくつかの視点で探してみよう。
褒めるというのは、本人を褒めると相手も恥ずかしがるし、言うほうもハードルが高い。
本人ではなく、かかわりのある第三者を褒めるというテクニックが有効。第三者とは
- 会社
- 家族
- 出身地や出身校
- ビジネスでは、《会社》 を褒めるが有効。例えば、会社を褒めるにもいくつもポイントが
- など
- 会社の理念
- 会社の製品
- 社長
- 社員
社風や社内の雰囲気自分の会社を褒めてもらうのは、たとえ、お茶碗1個にしても誇らしいもの。
積極的に褒めるポイントを探そう。そうやって相手の美点を探すトレーニングは、自分のものの見方をポジティブに変えてくれる。
『美しい瞳であるためには、人の美点を探しなさい』批判したり相手の粗を探すことを先にしてしまうことが習慣になってしまっている人は、自分の瞳の輝きをにごらせることになります。
理念や製品、社長については、訪問前に、HPでしっかりと把握して、自分なりの褒めポイントを準備しておく。
また、その日、訪問して感じたこと、
たとえば『すれ違う社員の皆さんが、皆さん挨拶をしてくださいます』『若くて活気のある社員様が多いですね』など社員を褒めたり、『オフィスの家具がステキですね』『このお部屋からの眺望がすばらしいですね』など社内の雰囲気を褒めるというのも良いですね。
弊社では、マンツーマンレッスン・グループレッスン・1DAY講座等
様々なレッスンを展開しております
KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈