アドレナリンを放出させるプレゼン
世界一プレゼンが上手いといわれているスティーブ・ジョブズ。
何を隠そう、私も、彼のプレゼンの大ファンです。
嫌なことがあったときや、仕事で上手くいかないとき・・そんなときにジョブズのスピーチの映像を見ると、
肩の力が抜けリラックスするのに、心の底からエネルギーが湧き出てくるような感覚になります。
そのほかにも、有名な演説を残した例として、オバマ大統領、キング牧師などの例を挙げましたが、
人の心を動かすスピーチに共通しているのは、聞き手の《アドレナリン》を放出させるようなパワーをもっていることです。
繰り返される短い言葉、オリジナリティのある言葉に、全エネルギーを込めて、聞き手にぶつけるような話し方。
聞き手のアドレナリンを放出させるためには、彼ら自身が、聞き手の何倍もエネルギーを放出しているのです。
私のトレーニングに参加される生徒さんも多くはそうなのですが、
日本人は、どこか、「横並びが無難」「大きな声を出すとまわりから浮く」という考え方で、
自分のうちに秘めたエネルギーを発散することをためらいます。
そのような人には、こう言います。「電気の省エネとは違い、話し方の省エネには意味がありません」
内容はロジカルに、伝え方はエモーショナルに。それが、聞き手を動かすプレゼンの極意です。