PowerPointなどを使ったプレゼンの機会がうまくいくかどうか不安という方向けに、効果的なプレゼンのポイントについてお伝えします。今回は【資料準備編】です。
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ありがちなのが、「たくさん情報が入っている方が親切」と考え、1つのスライドに情報をてんこ盛りにしてしまうこと。文字が端から端までぎっしり入ったPowerPoint資料、見たことのある方も多いのではないでしょうか?
時間を取ってゆっくり読むことのできる配布資料では、文字がたくさん入っていても問題ないかもしれません。でも、プレゼンする場合のスライドとしては不適切。なぜなら1スライドに要素を詰め込めば詰め込むほど、ひとつひとつの要素が聴き手の印象に残らなくなるからです。そうなってしまうと、プレゼンの意味も薄くなってしまいます。
それでは、1スライドにどのくらいの量を入れるのが適切なのでしょうか?
「1スライド1メッセージ」を意識する
1スライドに対しては、
「端的でインパクトのある言葉を1つ」& 「要素を入れる場合は3つまで」
にしましょう。「えっ、すかすかすぎない?」と感じるかもしれませんが、成功するプレゼン資料としてはこれが限界です。プレゼンがうまいとされる有名人のスライドもこのくらいの情報量にとどまっています。
もちろん、プレゼン時には、詳細を声でも説明していきます。その際もあまりに 微に入り細にわたるような説明をしすぎないよう注意してください。勇気をもって伝えたいことを絞りこんでいってくださいね。
KEE’S代表 エグゼクティブスピーチトレーナー 野村絵理奈